65歳雇用延長制度のゆがみとは?

サラリーマンの60代はこれから厳しくなるのでしょうか?

 

いやいや、65歳までの雇用延長制度が法律で義務つけられました。

これで、65歳までは安泰ですって?!

 

本当でしょうか?

 

今回はこの制度のゆがみについて言及しました。

 

◆65歳雇用延長制度とは?

法律の内容を見てみましょう。

 

(1)定年年齢を引き上げる
(2)継続雇用制度を導入する
(3)定年制の廃止
このいずれかの方法を企業は取り入れなければなりません。

 

やっぱり、安泰じゃあないか。
と、思われるかも知れません。

しかし、企業もそうそう無下に人件費を
増やすことはしません。

基本的に(1)と(2)の採用はありえませんね。

 

そうすると、(2)継続雇用制度の導入がほとんどに
なると思います。

 

つまり、「嘱託社員」や「パートタイマー」という
かたちになります。

 

当然、給与は思い切り下げられます。
一般的には現役最終年時の年収の50~60%が平均のようです。

 

【出典】:『定年延長のウソ!? なぜ60歳になると給料は半分になるのか

★男性社員の平均年収推移

男性社員の60代の平均年収は、50代の時の約半分ですね!?

 

★私の場合は、次のようでした。

自慢ではありませんが、最終的に65歳で退職するとき、私の給料は60歳の時
の77%まで減りました。

 

企業からみれば「扶養家族」ならず、「扶養社員=不要社員」
という位置づけだったのかも知れないですね。

 

◆この制度のゆがみ

もともと年金危機に端を発しているわけです。
なので、この制度自体強引な内容になっています。

 

つまり、国の財政のツケを企業に押し付けたようなものです。

 

従って「従来の雇用条件は破棄して、新規契約でOK」と
いう方針さえ出していますから。

 

要は年金不支給の空白期間をつくらない、ことが命題なわけです。

 

但し、このひずみの影響をまともに食らうのは60~65歳の
あなたかも知れません。

 

・それまでの身分を全てはく奪される。
・給与が思い切り下げられる。

 

私の会社でも、既に再雇用制度を導入していました。

当初はまだ給与面ではそれほど厳しい条件では
ありませんでした。

 

しかし、平成24年に法律改正があってから、一気に
給与が減りました。

同じ業務で、ですね。

 

しかし、このような給与のありかたは「同一労働同一賃金」に
反することになります。

<同一労働同一賃金とは>

読んで字のごとく、同じ仕事をする人には同じ賃金とすべき!という考え方です。

西欧諸国では1900年頃から叫ばれています。

日本では2016年に同一労働同一賃金ガイドライン案がつくられましたので、今後は徐々に法改正も含めて改善が進んでいくと思われます。

 

私の場合は、給与が下がった問題もありましたが、それ以上につらかったのは
資格剥奪ですね。

これにより、会社での自分の居場所が突然無くなってしまいました。

 

同じ職場での再雇用ということでしたので、今までの自分の
部下や、若い人が上司になるわけです。

ある日を境に。

 

国や政府の狙いは達成されたのかも知れませんが、
該当する60歳以降のサラリーマンにとって、難しい選択を
迫られることになります。

 

そのまま今までの企業に残るか、残らないかを含めて
判断しなければなりません。

 

◆今後の方向性

それでは、この制度は今後どのようになって
いくのでしょうか?

 

・ミドルの給与へ影響する?

未だに多くの企業の賃金カーブは年功賃金がベースに
なっています。

定年に近づくほど、右肩上がりということですね。

 

60代に割り振るためには、このカーブを
寝かさなければなりません。

そのためには?

 

ミドル層の賃金を減らして、60代に割り振ることです。

 

・社内のモチベーション

恐らく、これが最も厄介なことだと思いますね。

 

三ない(休まない、遅刻しない、仕事をしない)と
いう人が多いのもこの層に多いと言われています。

 

あなたは、こんな人では無いですよね。

 

私は一生懸命するタイプ(のつもり)でしたが、やはり
居場所が無かったです。

 

企業としても、まだまだ試行錯誤の段階と思われます。

人事制度に迷っていますよね。

 

・70歳雇用

私もあまりこのような事を書きたくありません。

 

しかし、現実を見据えないわけにもいきません。

 

実際、欧米(ドイツ、アメリカ等)で年金支給開始年齢を
65歳から67歳へ引き上げる動きがあります。

 

現在の我が国の財政状況を見ていると、とても65歳年金
支給で収まるとは思えません。

 

やがて、70歳年金支給、70歳まで雇用というのもすぐ近くまで
来ているように思います。

 

◆あなたはどうしますか?

選択肢は次の二つあります。

(1)働き続ける→再雇用延長や、転職する
(2)働かない→親の遺産等、貯蓄の取り崩しや起業する

 

今からでも、あなたのキャリアと資産の棚卸を
しておいてください。

 

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プロフィール

こんにちは、このサイトを運営している石川です。 まだまだ若いつもりですが、時の経つのは早いものですね。やっと落ち着いて、最近は楽しみながら、考えながらの日々を送っています。 詳細はこちらから↓↓↓

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